ビールと枝豆の相性がいいワケ

ビールと枝豆の相性がいいワケ

ビールといえば枝豆!
誰もが疑うことのないセットに感じますよね。

ビールのおつまみにはなぜ枝豆なのでしょう??
その始まりはわかりませんが、、、ビールと枝豆の相性についてあらためて検証してみました。

ジュニアソイフードマイスター養成講座でも学びますが、枝豆は大豆の未熟な種子。いわば大豆の青年期です。
5月に大豆を植えて、3ヶ月ほどで収穫する大豆の若い種子が枝豆です。 

つまり、ちょうどビールが美味しい季節に枝豆が収穫されます。

大豆(種として完成している硬い豆)は豆類に分類されますが、若い枝豆は野菜類に分類されます。
水煮大豆(大豆ゆで)と、茹でた枝豆(枝豆ゆで)を比較すると、以下の通りです。
食品標準成分表では100gあたり

枝豆はビタミンB群も豊富です。ビタミンB1はビールの糖質をエネルギーに変えるために不可欠なビタミンです。また、大豆たんぱく質の一種、「メチオニン」は、ビタミンB1、ビタミンCと一緒に働き、アルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くしてくれますよ。

 「ビールに枝豆」、に理に適っているものなのですね。

 
執筆協力
管理栄養士 水谷敏江

※会員向けJSFMA通信2015年9月号より再編集