池上紗織 NHKクローズアップ現代スタジオ出演

【テレビ出演のお知らせ】

全国ネット NHKクローズアップ現代に当協会代表理事の池上紗織がスタジオ出演しました。




放送日
G   11月1日午後7:30
BS1 11月2日(木) 午前5:30

 

卵も肉もまるで本物!“フードテック食品”で食卓は変わる? - クローズアップ現代 - NHK


フードテック食品の普及に伴い、改めて思うこと
池上紗織
2023年11月1日

 

「何を食べているのかわからない食品が広がることは、どうなのだろうか??」
それが漠然とした思いです。

「ラボにいる研究者」と、「おいしい食事が好きで、家族や自分の健康を考え、旬のものを取り入れたりと家庭で日々料理をする人」との食に対する価値感が乖離しているように思います。ただ、これは現時点での話であって、10年後にはまた新たな価値観が一般家庭に浸透しているかもしれません。

 

プラントベース食品の拡大。
カタカナになるとプラントベースと書かれることが多いですが、Animal-based food に対してのPlant-based food
正確には“based”です。 
サラダや煮物など、PlantそのものをPlant-based foodとは言わず、植物性食材由来で作られた加工品を指します。
ステーキをAnimal-based とは言わないのと同じ。それは動物肉そのもの。

 

大豆はたんぱく源にもなり、いろいろ姿を変えられます。だから、プラントベース食品の世界でも活用されます。
「代替肉」としての大豆は、存在がわからないように隠す流れが主流で、原料が複雑な大豆ミート製品も溢れています。
原材料を見ると、「動物不使用」なだけで、ヘルシーとは言い難いものも増えてきました。

何か別の食品に近づけようとするから、ラボ的発想が色濃く反映されるのではないかと思います。

例えば、牛肉の血生臭さを再現するために遺伝子組み換えヘモグロビンを混ぜ込むなど。(これはアメリカの話)

 

また、代替食品は一括りにされがちですが、
アーモンド粉末から作るスクランブルエッグ風や、こんにゃくでマグロ風という製品は、
「不足するたんぱく質問題の解決」にはつながりません。
なので、あらゆるフードテック食品をざっくりと「SDGsのために!」と同じように表現するのは
間違っているのではないかとも思っています。


 

代替?擬似?
その研究の流れは、求める人がいるも確かで、今後も進化していくと思います。

番組でも紹介されますが、植物性原料の「豚骨ラーメン風」。「太ってしまって控えなきゃいけないけれど、でも食べたい!」という時など、ベジタリアンでなくても嬉しいかもしれませんよね。私も食べたいと思います。ただ、ちゃんと何だかわかって食べることが大事かなと思っています。

アレルギーや改宗。なんらかの制限がかかるようになってしまった人が「忘れられないあの味を」と思うかもしれません。
ニーズはあるでしょう。それは否定しませんし、どこまで技術の開発が進むのかも楽しみではあります。

 

しかし、子育てをするママ目線や食文化を大切にしたいという視点に立つと、フードテックでもたらされる食品が、擬似や代替の方向性ばかりになるのは、少し違うかなと思っています。

 

日本はもともと素材そのものの味わいを大切にしてきた食文化だと思のです。
代替から脱却し、これはこれ、という開発が求められていくのではないでしょうか。

それを表現しているのが、当協会のギャンモプロジェクトです。
GAMMOギャンモ! - 一般社団法人 日本ソイフードマイスター協会 (jsfma.jp)